変形性膝関節症の概要

変形性関節症(osteoarthritis)

 

関節に構造的な欠陥がなく加齢現象として退行変形を主因に発生する「一次性変形性関節症』,および先天性,骨折,靱帯損傷の外傷や化膿性関節炎の原因疾患後に発症する「二次性変形関節症』がある。罹患することが多い関節は,膝関節,股関節,脊椎,肘関節および指関節であり,特に体重がかかる膝関節と股関節は変形が起こりやすい。
変形性膝関節症は,関節の変形疾患として最も頻度が高い。節構成組織の退行変性により起こり,50歳以上の女性に多発する。症状は,立ち上がり,動作開始時,長距離の歩行および階段昇降時の膝関節痛,正座の制限を伴う膝関節拘縮である。経過は,関節荷重の持続から症状が悪化することがある。治療としては,局所の安静・固定,薬物療法および理学療法,関節の著しい破壊では観血療法が行われる。

 

 

正座や屈伸運動は痛みがある場合は出来るだけ行わない方がよいでしょう。※場合によります。

 

 

 

Q,以下のことについて考えた事はありますか?

 

情報収集・問診
□観察
□現病歴(発症時期・経過),既往歴
□主訴,入院・外来LI的
□下肢(膝関節)のX線の確認
□薬物,禁忌事項
□社会的情報の確認
□事前に収集した情報の不明確な部分に関する問診

 

P評価
□形態計測(身長,体重,周計)
□膝関節内反変形と側方安定性
□疼痛・関節水腫の確認
□関節町動域テスト
□徒手筋力テスト
□日常生活活動テスト
□動作(起居)分析
□歩行・移動手段(歩行距離)
□社会的情報

 

問題点
心身機能・身体構造
□姿勢異常(0脚)
□疼痛(安静時・運動時)
□関節
口ROM制限
□筋力低下
□禁忌(特に術後)
活動
□日常生活活動
□屋内・屋外歩行障害(歩行補助具〉参加
□職業(主婦業を含む)
口家族と家屋
口QOL
環境因子と個人因子
口住居・職場環境
口個人的条件

 

 

Pプログラム
□疼痛に対する物理療法
□関節可動域運動
□筋力増強運動(等尺性運動)
□日常生活活動練習
□歩行練習(歩行補助具)
□サポーター,支柱付装具の活用
□応用歩行練習(屋外・段差・階段)
□家屋・住環境調査
□生活関連動作
□参加練習(復職)
□社会資源の活用

 

注意P
口観血療法(人工膝関節置換術)では禁忌事項を必ず確認
□足に合わない靴やハイヒールなどに注意
□長期時問の起立歩行や正座を避ける
□膝伸展筋の筋力低下
□膝関節完全伸展障害(extensionlag〉
□膝関節水腫
□膝関節内薬物注入後
□内側ウェッジ,下敷き,インサート
 肥満

 

※以上は一般的に大切とされている内容であり、全て当院で行う・聞くとは限りません。

大切なPOINT

〇膝OA(保存療法)の実施のポイントとして、OKCのトレーニングはSLRや座位での膝屈伸運動のように対象筋を直接強化する方法であり、CKCは起立練習のようにADLに直結する動作として用いられる方法である。

 

 

大腿四頭筋のトレーニングを行うことにより生じる関節圧迫力は関節軟骨の強さやサイズ、弾力性を増加させ、血流の増加や軟骨への栄養物の増加により軟骨の退化を防ぎ、腫脹を減少させ、痛みの減少も図られる。

 

また、関節周囲の関節包や腱、靱帯の強度が増加し、関節障害を予防することで効果があるとされる。

 

日本でよく行われるのはpatella settingである。これは、大腿四頭筋の等尺性収縮強化と内側広筋による膝蓋骨の内側引き付け作用強化を目的とする大切なトレーニングである。その中でも、腹臥位で股関節下に枕を置き、股関節屈曲位にて両足趾で床を踏み返しながら両膝を伸展させる足趾踏み返し膝伸展トレーニングは大腿四頭筋のみならず、大殿筋、膝屈筋群、下腿三頭筋、足底筋群の同時収縮による多関節連鎖機構を引き出す最適のトレーニングである。

 

 

自転車エルゴメータ―を使ったトレーニングでは、膝関節に作用する圧応力ストレスが少なく、ROMおよび筋力のトレーニングを行うことができる。また、股・膝・足関節の運動連鎖促進、関節運動覚・荷重感覚獲得、荷重下での下肢筋協調性の促進、さらに体重減少など多目的に応用される。

 

水中トレーニングでは、浮腫作用による関節への荷重ストレス軽減、水の粘性抵抗による筋力強化、温水による温熱療法、水中での全身運動による減量効果などの利点がある。

 

・変形性膝関節症では骨盤後傾位(骨盤が後ろに傾く事)が大きくなる。この現象は、大腿直筋起始部がparallel shiftにより上方移動し大腿直筋筋緊張をあげ、体幹全体が後方化することにつながり、膝関節伸展モーメントを増大させる。

 

・SLR訓練の問題点は、①SLRは膝関節伸展筋群よりも股関節屈曲筋群に、より負荷を生じさせる、②SLRでは広筋群よりも大腿直筋の活動量を増加させる、である。以上のことより、SLRは膝関節伸展筋群の筋力増強訓練として非効果的な方法であり、その乱用は注意すべきである。

指標

Grade1:初期.Grade2,3:中期.Grade4,5:末期
Grade X線所見(荷重X線正面像による)
Grade0 正常
Grade1 骨硬化像または骨棘
Grade2 関節裂隙の狭小化(3mm以内)
Grade3 関節裂隙の閉鎖または亜脱臼
Grade4 荷重面の磨耗または欠損(5mm以下)
Grade5 荷重面の磨耗または欠損(5mm以下)
Kellgren&LawrenceのX線像分類:世界的に使われている基準でCT, MRIにより変形性関節症Osteoarthritis(OA)の進行度を判定するために,Kellgren & Lawrence分類が使われる。
Grade0 正常
GradeⅠ 関節裂隙の狭小化を伴わず,わずかの骨棘形成または軟骨下骨の硬化を認める
GradeⅡ 関節裂隙の狭小化(25%以下)を認めるが骨変化はない
GradeⅢ 関節裂隙の狭小化(50~75%以下)と骨棘形成,骨硬化像
GradeⅣ 骨変化が著しく,関節裂隙の狭小化(75%以上)を伴う

 

 

○ 症状
・ 主症状は疼痛
・ 初期に座位からの立ち上がりの際など動作開始時に痛みが生じその後は軽快する、starting painが見られる。
・ 変形が続くにつれて動作中、動作後も痛みが消失しないことになる。
・ 関節水腫は滑膜の炎症によりおきる
・ 関節面に圧痛があり、鵞足部に限局することもある
・ はじめは屈曲制限がおきるが次第に伸展制限が起きる
・ 変形は内反変形が多く、内反変形には外旋変形を合併している
・ 前方の不安定性はないが側方の動揺性はある
・ 大腿四頭筋の筋萎縮が多く、屈曲拘縮による膝関節周囲筋の短縮が見られる

 

○ 治療
1) 保存療法
・ 軽度から中等度、または重度でも患者さんの手術への同意が得られない場合は保存を試みる
・ 保存療法には減量、筋力強化、薬物療法、装具療法、物理療法、関節内注入などがある。
 
① 減量指導
・ 関節軟骨に対する過負荷を軽減する
・ 栄養士による指導やウォーキングや水中訓練は基礎代謝の上昇および、筋力強化にも役立つ
ジョギングは負荷が大きすぎる
 
 
② 筋力強化
大腿四頭筋の筋力強化は関節の機能の向上、疼痛の改善などが期待できる
・ 大殿筋や大腿筋膜張筋は腸脛靭帯につながっておりO脚の悪化を防止する
・ 内転筋群の強化はCKCにおけるO脚の改善となる。
・ 屈曲制限や伸展制限により大腿四頭筋やハムストリングスは短縮しやすくストレッチは重要である。
・ 症状が悪化するとLateral スラストが起こるため鵞足筋群の筋力強化を行う
 
 
③ 装具療法
・ 内反変形に対する外側楔状足底板により荷重線を内側に移動させる
内側の荷重軽減だけではなく外側側方動揺にたいする効果もある

 

・ 支柱付き膝装具も同じような役割を持つ

 

 

④ ヒアルロン酸
・ ヒアルロン酸は硝子体、皮膚、関節軟骨、滑膜などに存在し関節液の成分として存在する
・ 作用
ヒアルロン酸リセプターを介した除痛効果
ヒアルロン酸により形成された液体膜による潤滑の改善、
プロテオグリカン遊離の抑制
滑膜に対する新たなヒアルロン酸産生の亢進への刺激
損傷軟骨に対する修復促進

 

2) 観血的療法
・ 保存療法で疼痛や裂隙狭小化、軟骨下骨の硬化、高度な骨棘形成など関節構成体の高度変性の場合保存療法の限界である。
・ 関節鏡、高位脛骨骨切り術(open、close)、人工膝関節全置換術(TKA)、単顆人工膝関節置換術(UKA)

 

 

※当院はあくまでも「治療」ではなく「施術」を行います。上記は一般的な内容となります。

ちなみに手術の種類とは

変形性膝関節症の手術について
1、 脛骨高位骨切り術
脛骨高位で骨切り術を行い、内・外反変形、下腿内捻を矯正して膝関節を安定させ、同一部位への荷重集中を軽減する手術である。適応となる症例は疼痛が強く、関節症用変化が膝関節の内側、あるいは外側のいずれかに顕著で、関節鏡所見で内・外側いずれかの関節軟骨がかなり温存されている例である。
骨切部位は、膝蓋腱付着部と関節面の間で行う。この方法は骨切部が変形の場所に近いため矯正が容易であり、骨切面には大腿四頭筋筋力による圧迫が作用し、海綿骨が多く早期の骨癒合が得られるなどの利点がある。

 

2、 脛骨粗面前方移動術
脛骨粗面を前方に移動し、膝外大腿関節面での除圧と膝伸展時の四頭筋筋力の増強をはかる手術である。適応となる症例は、膝蓋大腿関節で膝蓋大腿関節裂隙が内外側とも狭小化し、大腿脛骨関節面の動揺性がなく、保存療法にて症状の改善のない症例である。
術式は、脛骨粗面のやや中枢よりその前面骨皮質に沿った縦の骨切を行い、腸骨より採取した骨片を楔状に移植する。

 

3、 人工膝関節置換術 
 膝関節全体の破壊、変形が高度で、疼痛や機能障害が著しく、ほかの手術法では困難な末期例に行う。

 

4、 drilling,pegging
 比較的若年者で膝関節のアライメントが良好な例に適用する。

 

関節鏡視下手術
手術侵襲が従来の関節切開を加える手術に比して、きわめて少ないため、入院期間も短く社会復帰が早いという利点がある。生理食塩水を流しながら手術を行うため、感染の機会が最小となった。

手術をしたくない方は

まずは山梨県甲府市にある整体院信玄へご相談下さい。

 

上記にも挙げましたが、固くなる筋肉、弱くなる筋肉、骨盤の傾き、膝の変形、足関節が固くなるなど様々な原因があります。

 

当院では、「骨格&筋肉調整」にて多くの方に喜ばれている施術を行っております。

 

膝関節は、施術しないと、負担がきやすい部位ですので、お早めの来院をオススメします。

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